ダウ433ドル高 “買い戻し”で大幅反発
13日の米・ニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、前の日まで大きく下げていた反動から買い戻しの動きが強まり、ダウ平均株価は433ドル高と大幅に反発して取引を終えています。
13日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、前の日の終値から433ドル79セント値を上げ、3万4021ドル45セントで取引を終えました。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も93.31ポイント上げて、1万3124.99で取引を終えています。
この日の取引開始前に発表された先週1週間の失業保険の申請件数が47万3000件と、市場予想よりもいい内容となりました。雇用の回復が示されたこともあって、インフレ懸念は引き続き根強いものの、この日は景気に敏感とされる銘柄や消費関連銘柄など、幅広い銘柄に買いが入りました。
ダウ平均は前の日までの2日間で1150ドルあまり下げていて、その反動で買い戻す動きが強まった形です。前の日まで売られていたIT大手のアップルやマイクロソフトといったハイテク株が買い戻されたほか、ホームセンターのホーム・デポなどが買われました。ダウ平均の構成銘柄はほぼ全面高となり、3万4000ドルを回復して取引を終えています。
市場関係者は、「来週も重要な経済指標が控えていて、その内容次第で金利が大きく変動する可能性もあり、注目している」と話しています。