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火山が噴火 大量の“溶岩”が迫る コンゴ

2021年5月24日 19:05

火山の噴火後に撮影された映像。辺り一面、オレンジ色に染まり、まるで“火の海”と化しています。

22日、アフリカのコンゴ民主共和国の東部にあるニーラゴンゴ山が噴火。大量の溶岩が周辺に流れ出しました。その影響で、道路が寸断されたほか、少なくとも数百棟の建物が火災にあったとみられていますが、被害の全容は分かっていません。

AP通信などによりますと、少なくとも15人が死亡。死者の中には避難中に交通事故で死亡した人もいるということです。また、ユニセフによりますと、150人以上の子どもたちが家族と離ればなれになり、170人以上の子どもたちが行方不明の恐れがあるとしています。

この噴火で、近くの都市ゴマでは、一時およそ3万人が避難。ただ、溶岩はゴマの中心部に到達する前に止まったとみられ、23日には避難した住民が街に戻り始めているということです。