反米派誕生か イラン大統領選挙の投票開始
中東イランで、大統領選挙の投票が始まりました。国際社会との融和路線を掲げたロウハニ大統領に代わり、反米・保守強硬派の大統領が誕生する見通しが強まっています。
イランの大統領選挙は、日本時間午前11時半に投票が始まりました。ロウハニ大統領の後継を選ぶ選挙ですが、政権を支えてきた保守穏健派の有力候補らは、事前の審査で失格とされ、立候補が認められませんでした。
このため、反米・保守強硬派のライシ師が、世論調査でも他の候補に大きく差をつけて、圧倒的に優位な情勢です。ただ、選択肢の限られた選挙に有権者の関心は低く、投票率は大幅に下がるとみられています。
保守強硬派のライシ師が勝利すれば、アメリカとの対立が激しくなることが予想されます。