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イラン“反米保守強硬派”政権へ 8年ぶり

2021年6月20日 2:57

中東イランの大統領選挙の結果が19日に発表され、8年ぶりに反米・保守強硬派の政権が誕生することになりました。

イラン内務省は19日、前日に行われた大統領選で、反米で保守強硬派のライシ師がおよそ62%の票を獲得し、勝利したと発表しました。

選挙戦をめぐっては、現政権を支えた有力候補らが事前審査で失格とされる中、早い段階からライシ師が優勢に戦いを進めていました。

投票率は50%を割り込み、AP通信などによりますと、大統領選の投票率としては過去最低です。

保守穏健派のロウハニ大統領は、2期8年にわたり国際社会との融和路線を主導してきましたが、保守強硬派の大統領が誕生することでアメリカとの対立が激しくなることが予想されます。