豪州 ワイン関税巡り中国をWTOに提訴へ
オーストラリア政府は19日、中国がオーストラリア産のワインに高い関税を上乗せしたことは不当だとして、WTO(=世界貿易機関)に提訴すると明らかにしました。
オーストラリア産のワインをめぐっては、中国がことし3月、不当に安く輸入され国内の関連産業に損害が出ているとして、最大で218%の関税を上乗せする措置を適用しています。この措置についてオーストラリアのテハン貿易相は声明で、「WTOに提訴してワインメーカーの利益を守る」と発表しました。
地元メディアは、中国へのワイン輸出額は、最初に制裁関税が導入された去年11月からの4か月間でおよそ10億円にとどまり、前の年の同じ時期と比べて30分の1ほどに落ち込んだと伝えています。
オーストラリアは去年12月にも、大麦をめぐる中国の関税上乗せに反発しWTOに提訴しています。
オーストラリアと中国の関係は、オーストラリアが新型コロナウイルスの発生源について第三者による独立した調査を求めたことをきっかけに悪化の一途をたどっています。