インドの変異株さらに変異 感染力一層強く
インドの保健当局は22日、これまで確認されていた変異ウイルスがさらに変異し、感染力が一層強くなったとして、新たな変異ウイルスを「懸念される変異株」に指定し、警戒を呼びかけました。
地元メディアによりますと、インドの保健当局は22日、インドで確認された感染力の強い変異ウイルスがさらに変異したものを新たに「懸念される変異株」に指定したと発表しました。
保健当局は、感染力が一層強くなったとして、警戒を呼びかけています。
当局がこれまでの検体をさかのぼって分析したところ、4月上旬に採取した検体で初めて検出されたということです。
インドだけでなく、日本やアメリカなど9か国でも検出されたとしていて、イギリス当局も41人の感染を発表しています。
インドでは、これまでに西部のマハラシュトラ州など3つの州であわせておよそ40人の感染が確認され、現時点で死者は出ていないとしています。
保健当局は感染者が確認された州で検査を強化し、ワクチンを優先接種するなど、封じ込めを急ぐよう指示しました。