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露プーチン大統領、カスピ海沿岸国と首脳会議 連携をアピール

2022年6月30日 4:19

ロシアのプーチン大統領は29日、中央アジアのトルクメニスタンを訪れ、カスピ海沿岸国との首脳会議を行いました。NATO首脳会議を行っている欧米に対抗し、ロシアに近い国々との連携をアピールした形です。

29日、プーチン大統領はカスピ海沿岸国であるトルクメニスタン、アゼルバイジャン、イラン、カザフスタンとの首脳会議に出席しました。

会議の冒頭、プーチン大統領は、カスピ海地域を国際物流のハブに変えるなどと述べて、経済面などでの5か国の結束を促しました。

会議のあと発表された声明では、カスピ海沿岸の5か国の軍事協力の重要性を強調すると同時に、「カスピ海沿岸国に属さない軍隊をカスピ海に入れないこと」や、「カスピ海沿岸国の安定した軍備バランスを保つこと」などの原則を確認しました。

プーチン大統領にとってはウクライナ侵攻後初めての外国訪問ですが、スペインでNATO首脳会議が行われている同じ日に、ロシアに近い国々との連携をアピールする機会となり、陣営の結束を固める狙いがあります。