ウイグルで少数民族「ジェノサイド」米報告
アメリカの国務省は12日、ジェノサイド=集団虐殺に関する議会への報告書を公表しました。中国・新疆ウイグル自治区で少数民族へのジェノサイドが行われていると改めて指摘しています。
報告書には、中国政府が新疆ウイグル自治区で、ウイグル族など少数民族へのジェノサイドを行っていると改めて明記されました。
またミャンマーについても、「引き続き同盟国などと協力して、軍事政権に対し、民主的な政府に権力を戻し、抗議デモ参加者への攻撃や殺害をやめるよう呼びかける」としています。
「あらゆる手段を講じることで、(集団虐殺に関する)各国の意識を高め、国際的な圧力をかけていく」――ブリンケン長官は会見で、各国におけるジェノサイドに対し、外交や金融、国際的な調査への支援など、あらゆる手段で対応していくと強調しました。
一方、会見で反政府デモが続くキューバの状況について問われたブリンケン長官は、「平和的な抗議は犯罪ではない。キューバ政府が市民の自由を尊重するよう求める」と述べました。