ドイツ政府は１０日、無料で提供してきた新型コロナウイルスの検査を１０月から有料にすると発表しました。ワクチン接種を促すのが狙いです。

ドイツでは予約なしでワクチンを接種できますが、人口のおよそ６割が１回目の接種を終えた頃から頭打ちとなっています。

この状況を受け、ドイツ政府は１０日、無料で提供してきた新型コロナウイルスの検査を一部の例外を除いて１０月から有料にすると発表しました。ワクチンを未接種の人は１０月からレストランやジムなどで陰性証明などの提示が義務づけられるため、自己負担にすることで接種を促すのが狙いです。

メルケル首相「感染が広がっているときは、ワクチンを打っている人と打っていない人は異なった扱いを受けることになる」

感染力の強いデルタ株が広がる欧米では、ワクチンを打たない人の行動を制限することで接種を促進しようとする動きが広がっています。