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韓国地裁、三菱重工の債権差し押さえ認める

2021年8月19日 1:35

いわゆる元徴用工をめぐる関連訴訟で、韓国の裁判所は、原告側の申請を受け三菱重工業の債権の差し押さえを認める決定を行いました。

原告側の弁護団が18日に明らかにしたところによりますと、水原地裁安養支部は、三菱重工が韓国国内の別の企業に対して持つ債権の差し押さえを認めたということです。原告側の申請を認めたもので、差し押さえられた債権は三菱重工が受け取る予定の取引代金およそ8000万円です。

原告側は、今回の差し押さえは韓国の最高裁が2018年に三菱重工に賠償を命じた確定判決に基づくものだと説明しています。

三菱重工側は即時抗告などを行うことができるため、直ちに現金化されることはないとみられます。

ただ、原告側は、三菱重工側が判決に従わない場合は三菱重工側が債権を持つ相手企業に直接取り立てを行うとの方針を示しました。