韓国政府 李明博元大統領の恩赦を決定 残りの刑期免除へ
韓国政府は、収賄などの罪で2020年に懲役17年の判決が確定した李明博元大統領を恩赦の対象とし、残りの刑の執行を免除することを決めました。
李元大統領は、財閥企業から賄賂を受け取った罪などで2020年、懲役17年の判決が確定しています。
韓国政府は27日の閣議で、李元大統領を恩赦の対象とし、残りの刑期を免除することを決めました。理由については「幅広い国民統合の観点」としていて、28日午前0時に恩赦を実施するということです。
恩赦は大統領の権限で行われるもので、尹錫悦大統領は「国力を一つに集めていくきっかけになることを願う」と述べています。
李元大統領は収監中も入退院を繰り返し、健康上の理由から6月に一時釈放され、刑の執行が停止されていました。