ハイチ地震 死者2000人超に 救助難航
カリブ海の島国ハイチで14日に起きた地震で、死者が2000人を超えました。地震発生からまもなく1週間がたちますが、救助活動は難航しています。
ハイチで14日に起きたマグニチュード7.2の地震で、ロイター通信によると、これまでに2189人の死亡が確認され、およそ1万2200人がけがをしているということです。
大きな被害を受けた南西部のレカイでは、多くの建物が崩壊しましたが、がれきの撤去が進まず、いまだに多くの人が埋まっているとみられています。
21日で地震発生から1週間となります。支援活動は始まっているものの、大雨や土砂災害の影響で、多くの道路が通行できない上、支援物資をのせた車が武装勢力に攻撃されるなどして、依然として支援物資が全く届いていない地域もあるということです。
ハイチ市民「仕事も水も食料もない。家も崩壊した。何もない」
住民の中には、大雨にもかかわらず余震を恐れ、屋外で寝泊まりしている人もいて、ユニセフによると、およそ50万人の子供が、安全な水や食料などを得られていないということです。