徴用工訴訟 韓国企業が陳述書「別の会社」
いわゆる元徴用工をめぐる関連訴訟で、三菱重工業が持つ債権の差し押さえを命じられた韓国企業が、裁判所に「取引先は別の会社だ」とする陳述書を提出したことがわかりました。
三菱重工業をめぐっては韓国の裁判所が今月、農機メーカー「LSエムトロン」に対して持つ取引代金の債権およそ8000万円の差し押さえを命じています。
これについて23日、LS社は「取引したのは三菱重工業ではなく、三菱重工業エンジンシステムだ」(原文)とする陳述書を先週20日付で裁判所に提出したと明らかにしました。LS社は「孫会社にあたる別の法人」と説明しています。
裁判所は今後、LS社の陳述内容を精査した上で原告側からも意見を聞き、差し押さえ命令を取り消すかどうかも含め判断するものとみられます。