×

露外相“西側はウクライナを戦争の消耗品として利用”

2022年7月19日 1:26
露外相“西側はウクライナを戦争の消耗品として利用”

ロシアのラブロフ外相は18日、ウクライナ侵攻に関して政府系新聞イズべスチアに寄稿し、ウクライナについて西側が、「対ロシア戦争の消耗品として利用している」と批判しました。

18日付イズべスチアへの寄稿文は、「欧米の政策手法としての演出」とのタイトルで、一面トップと三面全体に掲載されました。この中でラブロフ外相は、1999年コソボ紛争での民間人大量虐殺や、2003年イラクの大量破壊兵器保有問題、2011年リビア空爆を例に挙げて、アメリカは事実を曲げて主権国家を破壊するための計画を演出してきたと主張しました。

その上で、2015年、ウクライナ東部ドンバス地方の停戦を定めた「ミンスク合意」についても、ゼレンスキー政権が合意に反しても沈黙し、ロシアを非難したとしました。

そしてウクライナについて、「西側が対ロシア戦争の消耗品として利用している」と指摘し、EU加盟を目指す国は、「ゲームのおまけになる運命で、アメリカによって反ロシアのシナリオが書かれている」と痛烈に批判しました。