英国一部でワクチンパス提示を義務づけへ
新型コロナウイルスのワクチン接種を証明するワクチンパスポートの導入がヨーロッパを中心に進むなか、イギリスの一部地域でも大規模なイベント会場などでの提示が義務づけられることになりました。
イギリス北部スコットランドの議会は9日、500人以上の観客が入る屋内のライブや、4000人以上が集まる屋外でのイベントなどに参加する際はワクチンパスポートの提示を義務づける法案を可決しました。来月1日から運用が始まります。
ただ18歳未満や、健康上の理由などでワクチンを接種できない人は規制の対象になりません。
イギリスでは人口の大部分を占めるイングランドでも、今月中にナイトクラブなどでワクチンパスポートの運用が始まる見通しです。
ワクチンパスポートを巡っては接種を望まない人からの反発も起きていますが、フランスやイタリアなどがすでに導入しているほか、日本でも接種証明の運用が検討されています。