国境警備隊がムチで移民威嚇 ハリス氏非難
アメリカ南部テキサス州とメキシコとの国境に、1万人以上の移民が押し寄せる中、馬に乗った国境警備隊員がムチで移民を威嚇していたことについて、ハリス副大統領は21日、強く非難しました。
中米ハイチなどからの移民が押し寄せているテキサス州の国境では、メキシコで食料などを調達し、川を渡ろうとする人たちに対し、馬に乗った国境警備隊員らがムチを振り回して威嚇。追い返す様子が繰り返し報じられています。
バイデン政権で、移民問題を担当するハリス副大統領は、こうした行為を強く非難しました。
アメリカ・ハリス副大統領「現地で何が起きたかの徹底調査を支持する。人間は決してあのように扱われるべきではない」
一方、アメリカ税関・国境警備局によりますと、先月、メキシコ国境で拘束した移民は20万人を超え、移民対策はバイデン政権の最大の課題となっています。