米CIA 中国に特化した組織を新設
アメリカのCIA(=中央情報局)は7日、中国に特化した組織、「中国ミッションセンター」を新設したと発表しました。バイデン政権が進める「対中国シフト」の一環となります。
CIAは、「中国がもたらす世界的な課題に対応するため」として、中国に特化した「中国ミッションセンター」を新設すると発表しました。
CIAのバーンズ長官は声明で、中国を「21世紀に我々が直面する最も重大な地政学的脅威」だと位置づけた上で、「敵対姿勢を強める中国政府への取り組みをさらに強化する」としています。
新設された「中国ミッションセンター」では、情報分析などを行う中国の専門家を一元化して対応を強化する方針で、バイデン政権の「対中国シフト」の一環となります。
一方でバーンズ長官は、「ロシア、北朝鮮、イラン、テロとの戦いなど、他の重要な脅威にも引き続き取り組んでいく」と強調しています。