米次期駐日大使候補 中国に警戒感示す
アメリカの駐日大使に指名されているエマニュエル元大統領首席補佐官は20日、議会の承認公聴会で「中国は分断による支配を目指している」と訴えました。
エマニュエル駐日大使候補「私が最優先するのは、共通の課題に立ち向かい日米同盟を深めていくことだ。中国は分断による支配を目指している」
エマニュエル氏は、中国への強い警戒感を示した上で、「アメリカの戦略は、団結による安全保障であり、地域の結束は、日米同盟の上に築かれる」と訴えました。また、日本の防衛費の増額にも期待感を示しました。
エマニュエル駐日大使候補「(防衛費のGDP比)1%から2%への増額は大きな方針転換であり、より大きな役割、より大きな脅威の認識の表れだ」
オバマ政権で大統領首席補佐官を務めたエマニュエル氏は、バイデン大統領に近いことでも知られています。
一方、中国大使に指名されているバーンズ氏は、中国を「世界で最も危険な競争相手」だと指摘。台湾への軍事的圧力を強めていることについて、「台湾が自衛能力を維持できるよう支援すべき」だと訴えました。