北京五輪パラ感染対策「プレイブック」公表
来年開催される北京オリンピック・パラリンピックでの新型コロナウイルスの感染対策をまとめた「プレイブック」の第1版が公表されました。原則としてワクチン接種を求めるなど東京大会よりも厳しい内容となっています。
IOC=国際オリンピック委員会や大会組織委員会は、25日、選手や大会関係者を対象とした新型コロナウイルスの感染対策、「プレイブック」を公表しました。
選手も含めて中国到着の14日前までにワクチン接種を終えることを求めていて、未接種の場合は21日間の隔離を義務化しています。さらに、試合や食事の際を除き、原則として常にN95などの医療用マスクを着用することを求めています。
東京大会では不織布マスクの着用を推奨するのにとどめていて、感染対策を厳格化した形です。そのほか、中国到着の14日前から専用のアプリで毎日健康状態を報告する必要があるとしています。
大会期間中は外部との接触を避ける閉鎖された環境で過ごし、移動は専用の車両を使用するほか、毎日PCR検査を受けることになります。また、選手や随行員に対しては最後の試合が終了した48時間以内に出国することを「推奨する」としています。
北京オリンピックでは観客を中国本土の在住者だけに限定していて、国外からの観客受け入れは断念しています。
組織委員会は、年末までに感染対策を詳細に規定したプレイブックの第2版を公表するとしています。