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米俳優実弾誤射“ダミー”確認「一部のみ」

2021年10月28日 10:53

アメリカの俳優アレック・ボールドウィンさんが誤って実弾入りの銃を撃ち、撮影監督が死亡した事故で、安全管理を担う助監督が装填(そうてん)されていた弾丸の一部しかダミーであることを確認していなかったことが分かりました。

この事故は21日、映画撮影のリハーサル中にアレック・ボールドウィンさんが誤って実弾入りの銃を撃ち、撮影監督の女性が死亡したものです。

地元当局によりますと、当時、現場の安全管理を任されボールドウィンさんに銃を手渡した助監督の男性は、装填されていた弾丸について、「3発はダミーの弾だと確認した」と明らかにしました。しかし、事故後の銃にはダミー弾のほか、発射された後の実弾とみられる弾の薬きょうが残っていたということです。

一方、銃器担当の女性は撮影現場に「実弾は持ち込んでいない」と話していて、地元当局は撮影に関わったおよそ100人から話を聞き実弾が装填された経緯について捜査を進めています。