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OPECプラス、原油の追加増産見送り

2021年11月5日 4:00

OPEC(=石油輸出国機構)とロシアなどの産油国は4日、閣僚級会議を開き、アメリカや日本などが求めていた追加増産を見送ることを決めました。

OPEC加盟国にロシアなどの産油国を加えた「OPECプラス」は4日、閣僚級会議を開催し、世界的な経済活動の再開で原油価格が高騰する中、今後の生産計画について協議しました。

その結果、毎月一日あたりの生産量を40万バレルずつ増やしていく現在の枠組みを維持することを決めたということです。

アメリカや日本などは追加増産を求めていましたが、新型コロナウイルスの感染状況次第では供給が再びだぶつくとの懸念から見送られました。

ただ、主要産油国が追加増産を見送る方針を事前に公言していたため、市場は織り込み済みで、国際的な原油の指標であるロンドン市場の原油先物価格は、決定発表後、小幅安に転じています。