全米で最も厳しい“接種義務”LAでは…
ワクチンの接種率が頭打ちとなっているアメリカで、数百人が抗議デモを行いました。抗議の矛先は、ロサンゼルスが全米で最も厳しいとされる新型コロナウイルス対策でした。
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4600万人以上が感染したアメリカ。(感染者 4669万4791人 死者 75万7406人 米ジョンズ・ホプキンス大 10日午後5時時点)
ロサンゼルスで8日、消防隊員や市の職員など数百人が抗議デモを行いました。実はこの日、ロサンゼルスでは、全米で最も厳しいといわれる措置がスタートしたのです。
記者
「ここ、ロサンゼルス市では、飲食店だけでなく、映画館でも、ワクチン接種の証明書が求められることになりました」
飲食店や映画館に加え、美容室やショッピングモールなど、多くの屋内施設の入場にワクチン接種を義務付けたのです。
ワクチン接種を完了した割合が、およそ57%に留まっているアメリカ。ロサンゼルスでは、職員への接種も義務付けられていることから、接種を避けたい保安官の退職なども相次いでいて、市民サービスへの影響も懸念されています。