エルサレム“聖地”近くで銃乱射 5人死傷
中東エルサレムにあるイスラム教とユダヤ教の聖地近くで21日、パレスチナ人の男が銃を乱射し、5人が死傷しました。
事件が起きたのは、エルサレム旧市街にあるイスラム教の聖地「ハラム・アッシャリフ」、ユダヤ教では「神殿の丘」と呼ぶ聖地の近くで、21日、男が突然、自動小銃を乱射しました。
地元メディアによりますと、この銃撃で民間人1人が死亡したほか、4人がケガをしたということです。
銃を乱射したのは42歳のパレスチナ人の男で、その後、イスラエルの治安部隊に射殺されました。この男について、パレスチナ自治区のガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスが、構成員だと認める声明を出したということです。
今年5月にはエルサレムでの衝突が引き金でイスラエル側とパレスチナ側の大規模な軍事衝突が起きていて、再び緊張が高まることも懸念されます。