IAEA、ウクライナの核施設調査を数日以内に開始 ロシア主張の“汚い爆弾”使用可能性「疑い払拭には調査団受け入れが最善」クレバ外相と協議し結論
放射性物質をまき散らす、いわゆる「汚い爆弾」をウクライナが使用する可能性があるとロシアが主張していることをめぐり、IAEA(=国際原子力機関)の事務局長は27日、ウクライナの核施設への調査を数日以内に開始することを明らかにしました。
IAEAのグロッシ事務局長は27日、ニューヨークの国連本部で開かれた安全保障理事会の非公開会合に出席しました。
会合後、グロッシ事務局長は記者団に対し、「汚い爆弾」をめぐる調査についてウクライナ側から正式に承認されたことを明らかにした上で、「数日以内に開始しすぐに結果を出す」と述べました。
ウクライナのクレバ外相と協議した結果、「疑いを払拭するには調査団を受け入れることが最善の方法だ」との結論に達したということです。