スウェーデンとフィンランド NATO加盟を検討
ロシア軍が占領しているウクライナ南部のヘルソン州で、親ロシア派勢力がヘルソン州をロシアに編入するようプーチン大統領に求める方針を明らかにしました。
ロシア国営テレビが配信した映像は、9日のロシアの戦勝記念日にヘルソン州で住民らが記念日を祝っているとしています。
こうした中、ロシアメディアによりますとヘルソン州の親ロシア派の幹部は11日、「ヘルソンはロシアの領土だ」などとして、ロシアへの編入をプーチン大統領に直接要請する考えを明らかにしました。年末までに法整備を終えるとしています。
これに対し、ウクライナの大統領府顧問は「侵略者がどんな言葉遊びをしようとも我々はヘルソンを解放する」と反発しました。
また、この日、ウクライナのゼレンスキー大統領も領土を守ると強調しました。
ゼレンスキー大統領「我々がすべてを取り戻したとき、この戦争は終わる」
一方、ウクライナ侵攻をきっかけに北欧スウェーデンとフィンランドがNATO(=北大西洋条約機構)への加盟を検討していますが、イギリスのジョンソン首相は11日、2つの国がNATOに加盟する前でも、軍隊が攻撃にさらされた場合にはイギリスが軍事支援する協定に合意したと明らかにしました。
フィンランド・ニーニスト大統領「もし我々がNATOに加盟するならば、それはあなた(プーチン大統領)が引き起こしたことだ。鏡を見なさい」
フィンランドのニーニスト大統領はこう述べてプーチン大統領をけん制しました。