ウクライナ侵攻から4か月 要衝隣接の街「絶え間ない攻撃にさらされ壊滅的な被害」 英国防省も最新の分析
ロシアのウクライナ侵攻から24日で4か月です。ロシア軍はウクライナ東部などで依然、激しい攻撃を続けていて、戦闘が終結する見通しはまったく立っていません。
ロシア軍はウクライナ東部の完全掌握を目指し、要衝のセベロドネツクに加え、隣接する街・リシチャンシクを集中的に攻撃しています。
地元の知事は23日、「セベロドネツクでウクライナ軍はロシア軍に破壊されつつある防衛拠点から撤退する可能性がある」として、厳しい戦いが続いていることを明らかにしました。
また、リシチャンシクについては「絶え間ない攻撃にさらされ、壊滅的な被害を受けている」と述べていて、イギリス国防省も最新の分析で「ロシア軍がリシチャンシクで前進している可能性が高い」としています。
ロシアが攻勢を強める中、アメリカのバイデン政権は23日、ウクライナへの追加の軍事支援として、高機動ロケット砲システム4基や砲弾3万6000発など、4億5000万ドル、日本円で600億円相当の供与を発表しました。