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IAEA専門家2人 ザポリージャ原発に常駐へ

2022年9月3日 8:38

砲撃が相次ぐウクライナ南東部のザポリージャ原子力発電所を訪問したIAEA(=国際原子力機関)のグロッシ事務局長は2日、原発に専門家2人を常駐させる方針を示しました。

IAEAグロッシ事務局長
「私とチームは、建物に砲弾の跡が残っているのを確認した。弾丸の威力にかかわらず容認できるものではない」

調査団を率いてザポリージャ原発を訪問していたグロッシ事務局長は2日、原発施設が非常に危険な状況下にあるとの認識を示しました。原発には、IAEAの専門家6人が残り、週末まで調査を続け、その後、2人を「常駐」として現地に残して中立的な立場から情報分析を行い安全性を確保したいとしています。

グロッシ氏は、「見たいと言った場所はすべて見ることができた」と述べた上で、6日に国連安全保障理事会に訪問結果を伝えるほか、理事会に向けて報告書をまとめるとしています。