ロシア政府 三菱商事の「サハリン2」新運営会社への出資を承認
ロシア政府は先月31日、石油・天然ガス開発事業「サハリン2」をめぐり、新たな運営会社に三菱商事が出資することを承認したと発表しました。前日には三井物産の出資も認めていて、両社は権益の維持に向けて、前進した形です。
ロシア政府は先月31日、サハリン2の新たな運営会社に三菱商事の子会社が出資することを承認し、これまでと同様に運営会社の株式10%を譲渡することを許可しました。前日には三井物産の出資も承認を受けています。
サハリン2をめぐっては、6月にプーチン大統領が、外国の非友好的な行動を理由に、新たな運営会社にサハリン2の株式をすべて無償譲渡することを命じる大統領令に署名しています。
外国企業は9月4日までに新会社にも出資するかロシア政府に伝えるよう求められていて、三菱商事と三井物産は株式取得を申請していました。
出資が承認されたことで、両社はサハリン2の権益の維持に向けて前進した形です。