米俳優実弾“誤射” 検察当局が訴追を取り下げ
アメリカの俳優アレック・ボールドウィンさんが誤って実弾入りの銃を撃ち撮影監督が死亡した事故で、検察当局はボールドウィンさんに対する訴追を取り下げることを決めました。
この事故は2021年、映画の撮影現場でボールドウィンさんが誤って実弾入りの小道具の銃を撃ち、撮影監督が死亡したものです。
検察当局は、安全管理を怠っていたとしボールドウィンさんを過失致死罪で訴追していましたが、ボールドウィンさんの弁護士は20日、NNNの取材に対し、検察当局が訴追を取り下げる決定をしたと明らかにしました。
アメリカメディアによりますと、撮影現場に届けられた銃が改造されていた可能性があることがわかったということです。
事件を担当する検察官は「さらなる捜査と分析が必要な新たな事実が見つかったため現在の手続きで進めることはできない」などとコメントしています。