ノーベル平和賞 ウクライナの人権団体が会見「賞はウクライナ国民に与えられるべきもの」
今年のノーベル平和賞に選ばれたウクライナの人権団体の代表らが、8日、会見を開き、「この賞は全てのウクライナ国民に与えられるべきものだ」などと述べました。
「市民自由センター」代表、オレクサンドラ・マトイチュク氏「自由と民主主義のために戦う全てのウクライナの人々のものであるこの賞を、旧ソ連の国同士の話の一部とみなすべきではありません。これは共通の敵と戦う話なのです」
「市民自由センター」は、ロシア軍による拉致や市民虐殺について記録する活動が戦争犯罪を罰する先駆けになっているとして、今年のノーベル平和賞に選ばれました。
代表のマトイチュク氏らは、「この賞は全てのウクライナ国民に与えられるべきもの」と喜びを語りました。その上で、「プーチン大統領など、戦争犯罪を犯した全ての人々が 罰せられなければならない」としてウクライナへの侵攻を続けるロシア側を非難しました。