イスラエルは、食料支援を行っていた国際NGOのメンバー7人が死亡した攻撃をめぐり、軍の高官2人を解任したと明らかにしました。

イスラエル軍は5日、国際NGO「ワールド・セントラル・キッチン」のメンバー7人が死亡した攻撃をめぐる調査結果を発表しました。

それによりますと、支援物資の車にハマスの戦闘員が乗っていると誤認し、確認をしないまま支援団体の車3台への攻撃命令を下したということです。意思決定において重大な過ちがあったなどとして、軍の高官2人を解任したと明らかにしました。

一方、国連のグテーレス事務総長は、イスラエル軍がガザへの攻撃で標的を決めるためにAIを活用し、多くの民間人の死傷者が出ているとの報道について、「深く心を痛めている」と述べました。

国連・グテーレス事務総長「家族全員に影響を与える生と死の決定のいかなる部分も、AIの冷徹な計算に委ねられるべきではない」

その上で、事務総長は、AIを兵器化することの危険性について警告しました。