NASA、月面探査の訓練用宇宙服の技術など公開
NASA=アメリカ航空宇宙局は日本人宇宙飛行士が参加予定の「アルテミス計画」について、月面探査の訓練用の宇宙服の技術などを公開しました。
NASAは18日、2026年9月以降に人類の月面着陸を目指す「アルテミス計画」について地上での月面歩行訓練に使われている宇宙服の技術を公開しました。
記者「宇宙服の目のところについているグラスなんですが、拡張現実の技術が使用されていて月面のどの場所にいるか見えるようになっているんです」
頭部には高性能カメラが搭載されていてサンプルを採取する時などの手元の様子を地上からも確認できるようになっています。
NASAテストマネジャー デイブ・コーン氏
「管制から指示の読み上げがなくても何をすべきか読み取れるように、宇宙飛行士が自律できるディスプレーを開発するのが目標です。AR(拡張現実)の技術で宇宙飛行士に指示できるシステムを作りたい」
アルテミス計画では、日本人宇宙飛行士2人が月での探査に参加する予定で、早ければ2028年に初めて月面に降り立つ見通しです。