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衝突から1か月 ガザ地区が 「子どもたちの墓場に…」 死者1万人超、4割以上が子ども

2023年11月8日 6:05

次々と運び込まれるのは、ケガをした子どもたち――。イスラエル軍とハマスの衝突から、7日で1か月です。「ガザ地区」だけで死者は1万人を超え、その4割以上が子どもです。国連トップからは「ガザが子どもたちの墓場になりつつある」との発言も。

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7日、イスラエル軍は新たに映像を公開しました。場所は、パレスチナ自治区「ガザ地区」とされ、イスラム組織「ハマス」の拠点の1つを制圧した時のものだといいます。重機を使い、次々と建物を破壊する様子も映されていました。

「ガザ地区」に対し、連日連夜行われる、イスラエル軍による激しい攻撃。
イスラエル軍が圧倒的に優勢ななか、「ガザ地区」で最大の医療機関であるシファ病院が攻撃を受けたと、保健当局が6日発表しました。病院には、患者170人と数百人の避難民がいたといい、1人が死亡したということです。ただ、イスラエル軍は、この攻撃について否定しています。

「ハマス」がイスラエルを奇襲攻撃し、報復として、イスラエル軍が「ガザ地区」への空爆を始めてから、7日で1か月。大規模な軍事衝突により、「ガザ地区」の死者が1万人を超えた、と保健当局が発表しました。(※ガザ地区の死者1万328人 11月7日発表 ガザ地区保健当局による)

そのうち、4割以上にあたる4000人以上は、子どもだというのです。(※7日発表 ガザ地区保健当局による)

ガザ地区の病院を撮影した映像では、ケガをした子どもたちが次々と運び込まれていました。

「これはまさに大量虐殺だ!」

この事態に、6日、国連トップは――。

国連 グテーレス事務総長
「ガザが子どもたちの墓場となりつつある。ガザの悪夢は、人類の危機である」

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一方で、イスラエル側も1400人以上が死亡しました。さらに、イスラエル人など240人以上が、人質として「ハマス」に拘束されているといいます。

私たちは7日、その「ハマス」の襲撃で27人が殺害され、74人の住民が人質として連れさられた集落(ニルオズ)へ向かいました。

出会ったのは、この集落に住むイリットさん。

ニルオズに住む イリットさん
「7、8人の男が大声を出し、ドアをバンバンたたき、こじ開けようとしたんです」

自宅には、今も、襲撃の跡が残されていました。
イリットさんは、自宅にあるシェルターに駆け込んだといいます。

ニルオズに住む イリットさん
「たくさんの銃声が聞こえてきました…ダダダダダと。体が震えて、恐怖でいっぱいでした」
「私たちは、机の下に11時間半、伏せていました」

今月1日、イリットさんが、襲撃後に初めて自宅を訪れた際に撮影した映像では、家の中にあるものは散乱し、机の上には銃弾まで……。イリットさんは無事でしたが、多くの友人が人質としてさらわれてしまい、今も連絡が取れないといいます。

ニルオズに住む イリットさん
「何と言ったら良いのか……」
「彼らが戻ってくる日まで、私たちは諦めません」

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そして、7日夜、G7=主要7カ国の外相たちが都内に集まり、イスラエル・パレスチナ情勢について協議を行いました。衝突以降、初の外相会合となります。

会合終了後の午後10時ごろ、上川大臣は――。

上川 外相
「人質の即時解放と、ガザの人道状況の改善が最優先であり、人道的休止・人道アクセスの確保について、関係国に協力を働きかけていく必要がある旨述べました」


(11月7日放送『news zero』より)

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