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ウクライナ全土を攻撃「ロシア軍は朝のラッシュアワーに…典型的なテロリストの戦術だ」19人死亡、105人ケガ

2022年10月11日 17:14

ロシアは10日、ウクライナ全土を攻撃し、19人が死亡、105人がケガをしました。南部ザポリージャ州では、11日朝にもミサイル攻撃があり、1人が死亡しました。

ウクライナ非常事態庁によりますと、11日もロシア軍による攻撃が続いていて、南部ザポリージャ州では学校や病院などがミサイル攻撃を受け、1人が死亡しました。

10日のウクライナ全土への攻撃による死者は19人、ケガ人は105人にのぼっています。

この攻撃についてプーチン大統領は、クリミア橋の爆発への報復であるとした上で、「我々の領土にテロ行為があった場合は厳しく報復する」と、さらなる攻撃を示唆しています。

一方、ゼレンスキー大統領は、ミサイルが着弾したキーウ中心部の現場を訪れ、ロシアによる攻撃はテロだと非難しました。

ゼレンスキー大統領「ロシア軍は朝のラッシュアワーに、わざとこのような空爆を行った。これは典型的なテロリストの戦術だ」

アメリカのバイデン大統領も声明で「これらの攻撃は我々の関与をさらに強めるだけだ」とした上で、ロシアについて「同盟国などとともに侵略行為に代償を科す」と非難しました。

また、ゼレンスキー大統領と電話会談し、ウクライナが自衛に必要な防空システムなど軍事支援を行うと伝えました。

G7(=主要7か国)の首脳は、今回の攻撃を受け、日本時間11日夜、オンライン形式で緊急首脳会議を開く予定で、この場にゼレンスキー大統領も参加することになっています。