クーデターでミャンマー軍に拘束されたアウン・サン・スー・チー氏に対する一連の裁判で、新たに禁錮7年の有罪判決が言い渡されました。これで起訴された19件全てで有罪判決となり刑期は33年に上ります。

スー・チー氏の裁判は、非公開で行われてきていて地元メディアよりますと、ミャンマーの裁判所は30日、新たに5件の汚職の罪で禁錮7年の判決を言い渡しました。

汚職や総選挙での不正など起訴された19件全てで有罪となり刑期は33年に上ります。

スー・チー氏はいずれの罪も否認していて、今回の判決後、控訴の意向を示したということです。

ミャンマーでは来年、総選挙が予定されていて軍としては、スー・チー氏の立候補を阻むとともに、政治的な影響力をそぐ狙いがあるとみられます。