集合住宅に砲撃 ゼレンスキー大統領「意図的な殺人だ」強く非難
ロシアが制圧を目指すウクライナ東部のドネツク州で、集合住宅が砲撃を受け、少なくとも15人が死亡しました。ゼレンスキー大統領は「意図的な殺人だ」と強く非難しています。
ドネツク州の知事によりますと、州北部の町で9日夜、5階建ての集合住宅がロシア軍の砲撃を受け、少なくとも15人が死亡したということです。建物は一部が完全に崩れ落ち、現地では救助活動が行われています。
また、知事は20人以上ががれきの下敷きになっているとしていて、死傷者はさらに増える恐れがあります。
住民「すべてが怖い。夜が怖いし。今日という日も怖い。何が起きるかわからないから」
ゼレンスキー大統領はこの攻撃について、「意図的な殺人だ」と強く非難しました。
ウクライナ・ゼレンスキー大統領「都市や住宅地を狙って空爆を指示した人と実行した人による完全に意図的な殺人だ」
大統領はまた、“我々の都市を攻撃をしてきた人たちは必ず罰せられる”と改めて強調しました。
一方、ロシア軍による民間施設への攻撃はほかの都市でも続いていて、第2の都市ハルキウで10日、学校や子どもの保健施設が攻撃されました。
死傷者は出ていないものの建物は大きく破損するなど被害を受けました。