プーチン大統領、マリウポリ訪問 ロシア軍占領地域の訪問確認は初めて…実効支配誇示の狙いか
プーチン大統領がウクライナ南東部の要衝マリウポリを訪問しました。ロシア軍の占領地域をプーチン大統領が訪問したことが確認されたのは初めてのことです。
ロシア大統領府によりますと、プーチン大統領はヘリコプターでウクライナ南東部ドネツク州の要衝・マリウポリを訪問しました。自ら車を運転して市内の施設を視察し、市街地の復興について報告を受けたということです。
ロシア軍はウクライナ侵攻後、マリウポリに激しい攻撃を加え、去年5月に街を完全に掌握したと発表していました。ロシア軍が制圧した地域へのプーチン大統領の訪問が確認されたのは初めてのことです。
また、18日にはプーチン大統領がクリミア半島のセバストポリを訪れたことも発表されています。いずれの訪問も事前予告はなく、プーチン大統領としては、占領地域に自ら足を運ぶことで、実効支配を誇示する狙いがあるとみられます。