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ガザ地区、人質の解放進む?民間人など退避に進展は… 安否の懸念高まる

2023年11月1日 19:39

イスラエルから、最新情報を伝えてもらいます。

西部の都市テルアビブの広場に来ています。こちらには人質の数と同じだけの食卓が置かれているほか、1日も早い人質の解放を願って、さまざまな展示が行われています。

イスラエル軍は、ガザ地区での地上作戦のなかで人質に関する情報も集めていて、確認された人質の数も増え、240人となっています。

こうしたなか、ハマス側は先月31日、「数日間のうちに新たに外国人の人質を解放する」とする声明を出しました。ただ、実現するかは不透明で、イスラエル人の人質についても、解放の見通しはまったくたっておらず、日を追うごとに安否への懸念が高まっています。

ーー一方で、激しい戦闘が続いているガザ地区内からの民間人の皆さんの退避については進展はあるんでしょうか?

民間人などの退避をめぐっては、つい先ほど新たな情報が入ってきました。ロイター通信によりますと、カタールの仲介により、イスラエルとハマス、エジプトが外国人や重傷者について、ガザ地区からの脱出を認めることで合意したということです。

また中東のアルジャジーラは、ラファ検問所が先ほど開通したと報じました。

エジプト当局はこれに先立ち、重傷を負っているガザ地区の住民81人について、1日にもラファ検問所を通過させて、入国を認めると発表していました。

エジプト政府はこれまで、ガザからの避難者の受け入れに否定的でしたが、人道危機が深刻化していることなどを考慮したものとみられます。