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イスラエル首相「あらゆる場所を攻撃する」 レバノン北部空爆で18人死亡

2024年10月15日 6:14
イスラエル首相「あらゆる場所を攻撃する」 レバノン北部空爆で18人死亡

イスラエルのネタニヤフ首相は、14日、イスラム教シーア派組織ヒズボラに対し、「ベイルートを含むレバノンのあらゆる場所を攻撃する」と話しました。

ロイター通信によりますと、イスラエル軍はレバノン北部にあるキリスト教徒の住民が多い町を初めて攻撃しました。これまでの軍事作戦は南部や首都ベイルート郊外で行われていましたが、北部まで拡大した形で、少なくとも18人が死亡したということです。

イスラエルのネタニヤフ首相は、14日、ヒズボラの無人機攻撃を受けた軍事基地を視察した際に、「我々はベイルートを含むレバノンのあらゆる場所で、ヒズボラを容赦なく攻撃し続ける」と話していて、さらなる戦闘の悪化が懸念されています。レバノン駐在のアメリカ大使館はアメリカ国民に対し、「今すぐ国外退去を強く勧める」と呼びかけました。

一方、イスラエル軍の戦車が国連レバノン暫定軍の敷地内に侵入したことに対し、「国際法違反だ」との批判が高まる中、イスラエル軍は14日、新たな映像を公開しました。イスラエル軍は「ヒズボラの武器が埋められていた場所からわずか数十メートルの場所に国連レバノン暫定軍の拠点がある」と主張していて、国連軍の敷地内への侵入を正当化しています。

最終更新日:2024年10月15日 6:17