強制収容された日系アメリカ人 初めて全員分約12.5万人の名簿まとめられる 米
第二次世界大戦当時、アメリカで強制収容された日系アメリカ人12万5000人あまりの名簿が初めてまとめられました。
今回初めてまとめられた名簿は「慰霊帳」と名付けられ、ロサンゼルスの博物館に収められました。
第二次世界大戦のさなか、全米75か所の収容所に強制的に送られた12万5000人あまりの日系アメリカ人全員の名前が記されています。全員分が名簿としてまとめられたのは初めてだということです。
慰霊帳を作ったダンカン隆賢ウイリアムズさん「歴史は(12万人という)数字ではなく、家も教育の機会も失った実在の人なのです。だから彼らの実名を記したかったのです」
強制収容の経験者「13歳から16歳のときに収容所に入れられた。(私たちの名前を)書いて覚えていてくれようとしてありがたいです」
名簿はインターネット上でも閲覧でき、誤字脱字などが見つかった場合は修正していくとしていて、博物館は後世に正確な記録を残す第一歩にしていきたいとしています。