トランプ氏自宅捜索 理由示す文書の一部を公表 米司法省
アメリカ司法省は26日、FBI(=連邦捜査局)が行ったトランプ前大統領の自宅に対する家宅捜索の理由を示した文書の一部を公表しました。
公表されたのは、家宅捜索を行う理由を説明した「宣誓供述書」です。それによりますと、捜索のきっかけは、今年1月に国立公文書館が、ホワイトハウスから持ち出された15箱分の文書を、フロリダ州にあるトランプ氏の自宅から回収したことだったとしています。
FBIの調査で、この中に最高機密25点を含む184点の機密文書があることがわかり、国防に関する情報も含まれていたことから、さらなる公文書がトランプ氏の自宅にあると判断したとしています。
なお今回、宣誓供述書は、今後の捜査への影響などを理由に、大部分が塗りつぶされて公開されました。
トランプ氏と公文書をめぐる捜査について、記者団から問われたバイデン大統領は、「司法省に任せる」と述べるにとどめています。
一方、トランプ氏は自らのSNSで、「私は何も間違ったことはしていない」「魔女狩りだ」などと改めて反発しています。