米国務長官、ネタニヤフ首相と会談 ガザから退避する人道回廊など協議
イスラエルを訪問しているアメリカのブリンケン国務長官は12日にネタニヤフ首相と会談し、ガザ地区の民間人が退避するための人道回廊などについて協議しました。
ブリンケン国務長官は12日にネタニヤフ首相と会談し、「我々は常にあなたの側にいる」と述べ、イスラエルへの支持を強調しました。ネタニヤフ首相は支援に感謝すると共に、イスラム組織ハマスは、過激派組織「イスラム国」同様に「壊滅するだろう」と訴えました。
ブリンケン国務長官「ガザから退避したい民間人の人道回廊について協議をした」
ブリンケン国務長官は、ヨルダンやエジプトなど周辺国を歴訪し、人道回廊の設置や人質の解放、紛争の拡大防止について働きかけていくとしています。
一方、国防総省は、オースティン国防長官が13日にイスラエルを訪問することを発表しました。
こうした中、イスラエル軍は、12日もガザに対する空爆を続け、イスラエル領内に侵入したハマスの特殊部隊の拠点などを攻撃しました。これまでにガザでは1537人が死亡した一方、イスラエル側の死者も1200人に上っています。
イスラエルでは、挙国一致内閣が発足するなど、ガザへの地上侵攻に向けた準備が進められていて、民間人の被害が拡大する恐れが出ています。