中国共産党の幹部、故・金日成主席の生誕記念日祝うレセプションに出席 関係悪化指摘される中
ロシアへの接近を強める北朝鮮と中国との間で関係の悪化も指摘される中、中国・北京にある北朝鮮大使館で14日に開かれた行事に、中国共産党の幹部が出席していたことがわかりました。
15日は北朝鮮の故・金日成主席の生誕記念日で、北京の北朝鮮大使館の掲示板には、故・金日成主席の写真が飾られていました。
これに先だち14日、生誕記念日を祝うレセプションが大使館で開かれ、中国共産党幹部である彭清華全人代常務委員会副委員長が出席していたことが、消息筋への取材でわかりました。レセプションでは、中朝の友好関係を発展させていくことで一致したということです。
北朝鮮の後ろ盾を自認してきた中国と北朝鮮の間では、北朝鮮がロシアに部隊を送るなどロシア寄りの姿勢を強めていることで、すきま風も指摘されています。
こうした中、消息筋は今回のレセプションについて、「出席した中国共産党幹部は例年と変わらない人選だった」と指摘しました。
アメリカのトランプ政権と中国の摩擦が激しくなる中、習近平指導部はアメリカに対抗するため外交攻勢を強めています。