北朝鮮“偵察衛星”嘉手納基地を撮影か 金総書記が確認
北朝鮮メディアは、金正恩総書記が、先週、弾道ミサイル技術を用いて打ち上げられた偵察衛星が撮影した沖縄県の嘉手納基地の写真などを確認したと報じました。
国営の朝鮮中央通信は30日朝、金総書記が衛星から29日に撮影されたアメリカ軍の嘉手納基地などの写真を確認したと伝えました。
北朝鮮がアメリカ軍の施設などを撮影したと報じるのは打ち上げから6回目と異例の頻度で、偵察能力が高まっていることを誇示する狙いがあるとみられます。
こうした中、金総書記の妹・与正氏は、国連の安全保障理事会が北朝鮮の衛星打ち上げをめぐり緊急会合を開いたことについて、「主権国家の自主権が乱暴に蹂躙され、断固として糾弾する」と批判する談話を出しました。
その上で、安保理が一致した対応をとれなかったことに対し、アメリカを名指しして、「一部の加盟国の非合理的な論拠が、どれほど薄弱で下品なものなのかが明白だ」などと非難しました。