米露高官、戦闘終結にむけ協議へ ウクライナ側は米露主導の動き警戒
アメリカとロシアの高官が18日、サウジアラビアでウクライナでの戦闘終結にむけて協議します。一方、ウクライナ側は米露主導の動きを警戒しています。
アメリカのルビオ国務長官は17日、リヤドに到着しました。ウクライナでの戦闘終結にむけた道筋のほか、首脳会談の開催についてもロシア側と協議する見通しです。
ロシア側も17日夜にリヤドに入り、ラブロフ外相に同行しているウシャコフ大統領補佐官は、空港で記者団に「アメリカとの関係修復が主な目的だ」と述べました。
ウクライナ抜きの動きを警戒しているゼレンスキー大統領は17日、改めて「ウクライナ抜きで決められた、いかなる合意も受け入れない」と強くけん制しています。
こうした中、パリでは17日、ヨーロッパの主要国の首脳が緊急会合を開き対応を協議しました。ウクライナの安全を守るため連携していくことを確認しましたが、浮上している停戦後の平和維持部隊の派遣をめぐっては対応がわれています。
イギリスやフランスは平和維持部隊の派遣に前向きな考えを示していますが、ドイツやポーランドなどは現段階では慎重な姿勢を崩していません。