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イスラエル軍参謀総長「決断の時が迫っている」 シーア派組織ヒズボラをけん制

2024年6月5日 8:59
イスラエル軍参謀総長「決断の時が迫っている」 シーア派組織ヒズボラをけん制

イスラエル軍のハレビ参謀総長は4日、レバノンのシーア派組織ヒズボラとの攻撃の応酬をめぐり、「攻撃の準備を整え、決断の時が迫っている」と述べ、ヒズボラ側を強くけん制しました。

イスラエルとレバノンの国境沿いでは、レバノンに拠点を置くシーア派組織ヒズボラとイスラエルの間で攻撃の応酬が続いています。こうした中、イスラエル軍のトップにあたるハレビ参謀総長は4日、北部の基地を訪問し、「我々は守備を固めて攻撃の準備を整えており、決断の時が迫っている」と述べ、ヒズボラ側を強くけん制しました。

一方、ヒズボラの幹部は、中東のアルジャジーラの取材に対し、「イスラエルとの戦闘を拡大する意図はない」としたものの、「本格的な戦争になれば戦う」と述べました。

情勢の悪化について、アメリカ側は「非常に危険だ」とした上で、「外交的な解決策を望む」と述べ、エスカレートを回避するために外交努力を続けるとしています。