特技は“鼻ブレーキ” 水槽越しの人間に興味津々のアザラシ
山形県鶴岡市の水族館のキタゾウアザラシの「なおみ」。特技の“鼻ブレーキ”がSNSで話題になっています。
◇
山形県鶴岡市にある水族館の水槽を気持ちよさそうに泳ぐのはキタゾウアザラシの「なおみ」(推定9歳 メス)です。こちらを見つめ愛嬌(あいきょう)たっぷり、手を振っているようにも見えます。
そんな「なおみ」の特技がSNSで話題になっています。
水槽でターンをする時に、鼻でブレーキ。さらには鼻をこすりながら泳ぐ姿も見られました。この姿に「ブサカワ」との声もあがっています。
なぜ鼻でブレーキをするようになったのでしょうか。
加茂水族館・海獣担当 香焼慶子さん
「アクリルガラスから見えるお客さんに興味がわいたのかな。そこから泳いでいるうちに、方向転換をおこなうためにヒレも使っていたが、鼻も使って楽となったのか、「鼻ブレーキ」をかけることも多くなりました」
「なおみ」は、県内の海岸で弱っていたところを保護されました。ガラス越しに見える人の姿が珍しく、顔を見ながらターンをする方法をあみだしたのではないかと、飼育員は話しています。