エアコンから“カビ風” 製氷機や靴の中に“隠れカビ”も… 梅雨入り間近、カビ対策は?
沖縄と奄美地方はすでに梅雨入りし、まもなくやってくるじめじめシーズン。意外な場所に発生する、“隠れカビ”に注意が必要です。
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23日、都内の家で行われていたのは、業者によるエアコンの掃除です。
ダスキン矢野口・サービスマスター 清田翔さん
「今のシーズンがこの業界は忙しくなります」
依頼の数はいまがピークといいます。
この時期、気になるのが…
40代
「家の中のカビ。それをこまめに掃除する」
20代
「最近、暑い日と寒い日が続いていて。エアコンをつけたら、確かにカビくさいとかあるかも」
“じめじめシーズン”の厄介者、「カビ」です。
沖縄と奄美地方はすでに“梅雨入り”。日本気象協会によると、6月中旬までには北海道を除く、すべての地域で梅雨入りするとみられています。
梅雨の時期と切っても切り離せない「カビ」。カビが好む環境の1つが、エアコンの内部です。
ダスキン矢野口・サービスマスター 清田翔さん
「これはもうカビです。黒いの、落ちてるじゃないですか、これカビです。カビ風が出ます」
久しぶりにエアコンをつけると、フィルターなどについたカビが風に舞う、“カビ風”となる危険があるといいます。
エアコン内部にカビを付着させ、それがどのくらい空気中に舞うのかを可視化した実験では、エアコンをつけると、前方の広い範囲にカビが漂いました。そのまま放置すると、健康被害のリスクもあるといいます。
千葉大学真菌医学研究センター 矢口貴志准教授
「(カビを)吸いすぎると呼吸器系のアレルギーを起こすこともある」
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街の人もカビ対策に追われています。
30代
「長年使っていたお風呂をリフォームしたので。“防カビ”に特化したものに換えてもらった」
お風呂場やシンクなど、“水回り”が繁殖しやすい場所ですが、赤ちゃんのいるママは…
4か月の子どもの母親
「緩衝マットとか、裏側がカビるらしいので、1日1回寝る前に掃除しています」
ほかにも、専門家は意外な場所に“隠れカビ”が存在していると指摘します。
千葉大学真菌医学研究センター 矢口貴志准教授
「冷蔵庫の製氷機の給水タンクの隅にも、黒いカビがつくことがある。革靴や布製スニーカーが生えやすい」
製氷機の給水タンクや、下駄箱にしまいっぱなしの革靴などにカビが生えやすいとのこと。さらに、カビがいる可能性があるのが…
大学生
「めちゃくちゃ汚いです。自分の手の汚れとかが一番つきやすい」
ほこりのたまりやすい「スマホケース」に…
会社員
「カビてる!? カビがありそうです、ゴムのあたりが怪しそう」
水筒のパッキン部分も要注意です。
対策の基本は「除湿」「換気」「消毒」。こまめな手入れが必要だということです。