梅雨の大雨に備える 車中泊避難のポイントは「目からウロコの防災術」
コロナ禍初の大規模災害となった2020年7月の熊本豪雨では、1500人が避難所に身を寄せた一方で、1600人が車中泊や在宅避難を選びました。コロナ禍では密集、密接を避けるため、「自宅」や「知人の家」、「宿泊施設」など、避難所以外の安全な場所に移動するいわゆる「分散避難」が注目されました。
今回は「分散避難」のひとつ、「車中泊」のポイントを紹介します。
車中泊避難のポイントは
【VTR】
■しほママ
「『道の駅きくすい』に来ています。ここは災害時の指定避難所になっていて車中泊をすることができます」(指定避難所は道の駅にある「菊水ロマン館」)
いまや防災拠点にもなっている道の駅。地元の住民だけでなく隣り町の人や仕事や旅行で訪れた人の避難先にもなるんです。
■しほママ
「こちらには電気や水道などが止まっても誰もが使える防災トイレがあります」
災害時はライフラインが止まることが多いし、トイレも必ず必要になります。車中泊のポイントとして、近くにトイレや給水設備がある場所を選びましょう。それでは車中泊の準備です。
■しほママ
「大事なのがプライバシーの確保になります。窓を埋めないと見えてしまうので、埋めていきたいと思います」
フロントガラスは通常のサンシェードなどで塞いでいきます。
■しほママ
「まずは100円ショップにある保温シート。大きいサイズが売ってあります。これは黒のガムテープですけど、保温シートを窓の大きさに切って、ガムテープを周りに貼ります。この車の場合は、ちょうどここが 磁石がつくタイプだったので、これも100円ショップで購入した磁石を端っこに付けました。そうすると、すごいんですよ、これで埋まったんです。これでドアを締めると中が見えなくなります」
磁石が使えない場合は、100円ショップにある吸盤でも対応ができます。