国会議員の歳費を日割りで支給する法案について、民主党など与党は２７日、野党側がまとまることを条件に、前向きに検討することで一致した。

　国民新党・下地国対委員長と会談した民主党・樽床国対委員長は、日割り法案について「参議院で過半数割れしているので、まずは野党の自民、公明、みんなの各党で意見をまとめてほしい。その上で議論することはやぶさかではない」と強調した。野党案がまとまることを条件に、民主党としても法案成立に向けて前向きに取り組む考えを示した。

　国会議員に対しては毎月、１２９万７０００円の歳費と１００万円の文書通信交通滞在費が支給されるが、日割りでの支給は認められていない。去年８月に当選した衆議院議員がわずか２日間の活動で満額支給されたことなどから、批判の声が上がっている。